横須賀線・総武線快速は、久里浜駅から千葉駅までを東京駅経由で結ぶJR東日本の運転系統名である。実際には、これを基準路線とし、他路線への乗り入れなど様々にダイヤが組まれている。
　本作は、成田空港駅から逗子駅までを乗車した。本路線は長らくE217系がその運行にあたっていたが、この度、新型E235系1000番台が新造され2020年12月より運行を開始した。先行して活躍している山手線のE235系0番台のデザインを踏襲しつつ、E235系として初めてグリーン車を連結させた車両となっている。
　2020年からのコロナ禍で、成田空港を離着陸する飛行機は少なめ。それに伴って成田空港駅の利用客も少なく列車は静かに駅を出発。成田線から総武本線へ合流するとヨツモノ(四街道〜物井)と呼ばれる列車の有名撮影地帯へ。広がる田園風景の中、緩やかに繋がるカーブを快走。千葉からは中央・総武緩行線とも並行し路線は賑わいを増す。 錦糸町を過ぎると東京トンネルを経て、品川駅手前で地上へ浮上する。東海道新幹線や東海道本線などとの並走があり、やがて京急本線や相鉄線など全国最多6つの鉄道会社が乗り入れる横浜駅に到着。横浜駅を過ぎると東海道貨物線や湘南モノレール、江ノ電を見ながら本作展望の終点、逗子に到着する。