世代を超え語り継がれる、小田急電鉄の特急「ロマンスカー」。2022年3月、50000形・VSEが通常ダイヤでの定期運用を終了した。小田急フラッグシップの「白いロマンスカー」として親しまれたVSE。本作は、VSEの構体や台車の製造風景、小田急9000形などによる甲種輸送の様子、営業運転開始時のデビュー当時の映像など、VSEを貴重な映像で振り返る。加えて、VSEの車両形式・運転席からの展望映像も紹介。ロマンスカーの伝統を受け継いだ展望席や連接台車、名前の由来となったドーム型の天井(=Vault)の車内、運転席から眺める小田急線・箱根登山線の景色など、人気車両として活躍するVSEの姿を収録。定期運用の終了を前に、車体には感謝のことばが刻まれた装飾が施された。2005年の就役からおよそ17年。3000形・SEから数え7代目となるロマンスカーとして、人々の心に深く刻まれたVSEの魅力に迫る。